エアバスは同社のA350 XWB MSN1が6月14日に行われた初飛行から、すでに92時間のテスト飛行を順調に行ったことを発表した。
A350 XWBの飛行テストは、5機の開発用航空機によって、合計約2500飛行時間が実施されることとなる。
テストの最初の4週間に、10人のエアバス実験テストパイロットがMSN1を飛行させ、その飛行性能や挙動を確認。それらはエンジンや電装系、ラムエア・タービン(RAT)や着陸装置、ブレーキングや燃料、客室の加圧、そしてオート・パイロットとオート・着陸機能の予備評価などが含まれる。
A350 MSN1は現在、定期的メンテナンスと飛行テスト組み込みのアップグレードを受け、初回の飛行テストの結果を分析する間に、8月に開始される飛行テストキャンペーンの第2段階の準備を行う。
最初の顧客の航空機が商用サービスに入るのは、2014年の後半に予定されている。現在までにエアバスは、世界中にある34の顧客から678機のA350 XWBの確定注文を記録している。