トヨタ自動車はミャンマーの首都ネピドーと第2の都市マンダレーにサービスセンターを開設する予定だと、豊田通商アジアパシフィック(T.T.A.S)の幹部が述べた。
「トヨタは、ミャンマー市場でのシェア拡大のため、サービスセンターを来年ネピドーとマンダレーにオープンする計画だ」とT.T.A.SゼネラルマネージャーのMyo Myint Thein氏は語った。
ブルームバーグによれば、同社はミャンマーやカンボジアといった途上国での市場拡大に備え、今後ダイハツ工業とともにそれらの国々において経済協力を行う予定である。
トヨタのサービスセンター1号店はヤンゴン市内Bahan Townshipに開設された。
同社はミャンマーでの販売店の開設を希望しているが、外国企業はミャンマーの経済貿易政策によってそれが認められていない。
T.T.A.Sは豊田通商(TTC)とミャンマー企業Aye & Sonsの合弁で、出資比率は豊田75%、Aye & Sons 25%となっている。
TTCはトヨタグループの貿易企業のひとつで、ヤンゴンのセドナホテルに支社を置いている。
T.T.A.Sは主にトヨタブランドの自動車と部品の輸入販売を行っており、現時点ではカムリ2013年モデル、ハイラックス、ランドクルーザー、プラド、コースターが同社を通じて輸入されている。
日産、ホンダ、スズキといったその他の日系自動車企業もまたミャンマー市場でのシェア拡大に向けて準備している。
トヨタ、日産、ホンダ、スズキ、メルセデスはすでにヤンゴンにサービスセンターを展開しており、三菱もサービスセンター開設を計画している。
(訳者註:三菱は本年5月20日にヤンゴンでサービスショップの営業を開始している)