資源大手の豪ライナス・コープは、パハン州ゲベンで運転を開始した世界最大級のレアアース(希土類)製錬施設「ライナス・アドバンスド・マテリアルズ・プラント」(LAMP)の放射性廃棄物の最終処分施設(PDF)建設計画を政府に提出した。
PDFの立地などは明らかになっていない。イーウォン・エビン科学技術革新相が下院議会で明らかにしたところによると、現在原子力発電認可局(AELB)が建設計画の詳細を検証している。PDF建設計画の提出は、昨年9月に授与された暫定事業免許(TOL)の条件の1つとなっている。
イーウォン大臣によると、連邦政府は国際原子力機関(IAEA)の専門家を招き、ライナスのLAMPプロジェクトの放射性安全性について調査を行う予定だ。また、環境局などの政府機関からも専門家を派遣し、プロジェクトの安全性を監視している。
同相は、放射性廃棄物の最終処分施設建設問題については真剣に取り組んでいると強調した。