通信最大手のテレコム・マレーシア(TM)は、高速無線通信技術、第4世代ロングターム・エボリューション(4G LTE)事業に参入する計画だ。
ターンキー方式の入札を実施すると見られている。
ファーウェイ(華為)やエリクソン、サムスン、アルカテル・ルーセントなどの大手ベンダーとの契約締結を見込んでいるという。9月までに審査が完了する予定だ。
100カ国の380以上の通信事業者が4G LTE技術を利用している。TMは来年2月12日までに4G LTEサービスを開始する予定。TMは800メガヘルツ(MHz)幅の周波数帯を利用する計画としている。ベース・ステーションへの依存度が低いため、運営コストが抑えられるのが利点だという。
TMは2014年までに、ポストペイドおよびプリペイド加入者を2014年までに10万人、2017年までに100万人以上とすることを目標としている。2017年までにLTEを全国で利用できるようにする。
マレーシアではマキシスが4G LTEサービスを開始しており、首都圏クランバレーやサバ、サラワク州においてもサービスを提供している。