チェックの入らない駐車場を利用、幼児の車内放置で母親らを逮捕

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福岡県警は6月29日、1歳の女児をワゴン車の車内に放置したままパチンコに興じていたとして、この女児の母親にあたる18歳の少女と、一緒にいた36歳の男を保護責任者遺棄容疑で逮捕した。女児の命に別状はないという。

福岡県警・粕屋署によると、逮捕された2人は6月28日の午後2時ごろから午後6時ごろに掛けての間、新宮町三代付近のカラオケ店駐車場に駐車していたワゴン車の車内に1歳の女児を放置。数時間に渡ってクルマを離れていた疑いがもたれている。

午後3時ごろ、付近をパトロールしていた同署員が、エンジンが掛かった状態のクルマが駐車されているのを発見。車内にはクーラーが掛かっており、1歳の女児が眠っていた。

付近にクルマの所有者はおらず、署員が車内の監視を続けながら所有者が戻ってくるのを待っていたところ、午後6時ごろに2人が戻り、その後の事情聴取で車内放置を認めたことから、29日未明に逮捕したという。

2人は従業員の巡回チェックが入るパチンコ店の駐車場ではなく、チェックの入らない隣接したカラオケ店の駐車場を利用。約4時間に渡ってパチンコに興じていたとみられる。女児の体調に影響はなかったが、警察は「女児の命に関わるおそれがあった」として、悪質事案とみなした。

《石田真一》

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