NASCAR ケンタッキー・スピードウェイで行われた予選でポールポジションを獲得したデール・アーンハート・Jrが、前日のカイル・ペティのダニカ・パトリックに対する批判的なコメントに対して反論した。
パトリックは昨シーズン、SHRの限られたカップスケジュールをこなす間に、アーンハート・JrのJRモータースポーツ・チームの車をネーションワイドシリーズにおいてフルタイムで運転した。そして彼女はまた、インディカーからNASCARに変更を行う間に、2010年から2011年の間に限られたネーションワイドのスケジュールをJRMで走った。
「彼女はとてもタフな競技者だと思うよ。彼女は自分がなすべきことに対してとても熱心に取り組むんだ。幾つかのサーキットでは、彼女は本当に良いレースをしたし、時には何人かのドライバーをサーキットで打ち負かしているじゃないか。もし彼女が競技できず、最低のスピードで走ることもできず、または毎週最低の成績ならカイルの発言は当を得ていると考えるだろう。しかし彼女は競争力を持って走り、幾つかの場面ではとても強く走っている」とアーンハートは語った。
ダニカ・パトリックを巡る論争は、元NASCARドライバーのカイル・ペティが、「NASCARハブ」という番組において、パトリックのことを「市場開拓マシーン」であるが、31才の彼女は「レースカードライバーではない」と言ったことに端を発する。
「彼女は(予選で)速く走れても、レースはできない。彼女は長い道のりをやって来たと思うが、彼女は未だにレースカーのドライバーではない。そして私は、彼女がレースカードライバーになれるとは思っていない」と続けた。
現在のポイント順位で27位のパトリックは、今年の初めに行われたスプリントカップシリーズの開幕戦であったデイトナ500の予選で、ポールポジションを獲得した初めての女性ドライバーとなった。彼女はそのレースを8位でフィニシュして、26のカップレースのキャリアで唯一度のトップ10に入賞した。
「彼女にはきっとチャンスがあると思うよ。彼女はカイル・ペティでさえも驚かせることになるかも知れないね」とアーンハート・Jrは語った。