エアバス、四川航空に初のシャークレット装備のA320を納入

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四川航空A320のシャークレット
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エアバスは6月28日、中国の四川航空に、同航空会社で最初となるシャークレットを装備のA320を納入したことを発表した。

IAE V2500エンジンを搭載したA320は8のビジネスクラスと156のエコノミーを含む2クラスのキャビンから成る164座席を持つ。

「エアバスのフライ・バイ・ワイア航空機を中国で運航する最初の航空会社として、四川航空は低料金で高い安定性を持つエアバスの航空機からの利益を受けている。そしてシャークレットを装備したA320の加入により、我々はルートのネットワークをさらに改善し、高いレベルの快適性を乗客にもたらすと共に、運用コストをさらに削減することとなる」と四川航空の常務取締役、リー・ヘイイン氏は語った。

「我々は四川航空のサスセスストーリーに加わることを誇りに思う。彼等はA320を運用する中国で最初の航空会社で、天津最終組み立てラインで製作された最初のA320の納入を受け、さらに今、シャークレットを装備した航空機を中国で最初に受け取った会社となった。シャークレットは最高4パーセントの燃料燃焼を削減し、航空会社を中国やアジアでさらに競争力のあるものとするだろう」とエアバスの顧客部門、COOのジョン・リーヒー氏は語った。

四川航空は、中国で最も大きなエアバスの編成を運航する航空会社。1995年に初めての中国航空会社として、フライ・バイ・ワイアA320航空機を運航した会社となった。そして2009年にはこの航空会社は天津のエアバス系列組み立てライン・チャイナ(FALC)で組み立てられた最初のA320を受領した。そして現在5機のA330と、70機のA320系列の航空機を運航している。

《河村兵衛》

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