中国コムテックソーラーのウエハ工場、年内に完成

中国系コムテック・ソーラー・インターナショナル(M)は、サラワク州のサマ・ジャヤ自由貿易区において行っている太陽光発電用ウエハの生産工場の第1期が年内に完成すると見込んでいる。

エマージング・マーケット 東南アジア

中国系コムテック・ソーラー・インターナショナル(M)は、サラワク州のサマ・ジャヤ自由貿易区において行っている太陽光発電用ウエハの生産工場の第1期が年内に完成すると見込んでいる。

コムテックは20日、起工式を行った。第1期は今月着工し、年内の完成を目指す。来年第1四半期に生産を開始する。年間1ギガワットのN型モノウエハを生産する。生産された製品はマラッカ州のサンパワーやケダ州のパナソニックなどに出荷する。

同社は工場建設に12億リンギを投資した。敷地面積は40エーカー。N型のモノウエハ生産工場では世界で最大規模となる見込みだ。サラワク州の新卒者やディプロマ取得者を対象に1,300人分の雇用の創出が見込まれている。

コムテック・ソーラーは、上海と海南省を拠点に持つ太陽電池用のシリコンインゴットとウエハの生産メーカー。香港証券取引所の主市場に上場している。「ブルームバーグ」によるとN型のモノウエハメーカーとして世界でトップ3となっている。

サマ・ジャヤ自由貿易区では、米MEMCエレクトロニックが太陽光発電用のシリコンインゴットやウエハの生産をおこなっている。

広瀬やよい

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