イオングループのイオン・クレジット・サービス・マレーシアは自己資本比率が18%と、中央銀行バンク・ネガラが定めた最低比率(16%)に近付いたことから、資本金を増強し比率を25%へ引き上げる。
定例株主総会後の記者会見で笠井 康弘社長は、業務拡大のため資本を増強する必要があると語った。株主割り当てや債務市場での資金調達を検討しているという。現在の資本金は7,200万リンギ。
現在の借入金の比率(資本比)は4.5倍。同社が定めた許容範囲は3-5倍。RHBリサーチは、自己資本比率の低下、借入比率の上昇を考えれば、イオン・クレジット・サービスは下半期の資本増強が必要との見解を示した。
同社の2月度決算の純利益は前年度比40%増の1億3,400万リンギで、3-5月期の純利益は前年同期比47.2%増の4,134万リンギだった。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、6月19日)