ジヤトコは、モスクワ駐在事務所を開所したと発表した。
同社は、2012年からロシア・アフトヴァズの「ラーダ・グランタ」と「ラーダ・カリーナ」に、小型FF車用4速AT(JF414E)を供給している。モスクワ駐在員事務所は、これら製品の品質保証対応業務を実施するとともに、ロシア市場に適したAT・CVTを調査する。
ロシアの自動車市場は、拡大しており、昨年は新車販売台数がドイツに次いで欧州第2の市場となった。これに伴って、自動車メーカーの現地生産も増加しており、今後、市場拡大が予測される。
ジヤトコの2012年のグローバルなCVT市場に占めるシェアは49%。同社は2018年度までに売上高1兆円の達成を目指しており、現在のメキシコ、中国でのCVT生産拠点のほか2013年にはタイのCVT工場、2014年にはメキシコ第2工場も稼動開始する予定。