英国でスポーツカーを少量生産してきた名門、TVR。現在、事実上休止状態にあるTVRが、復活を遂げることが決定した。
これは、TVRの公式サイトで明らかにされたもの。「雷鳴のように、とどろき渡るニュース」の見出しとともに、「TVRが英国で復活する」と宣言している。
TVRは1947 年、トレバー・ウィルキンソン氏が英国ブラックプールに設立。高性能なスポーツカーを少量生産する手法で成長した。1981年にはピーター・ウィラー氏が買収。1992年に発表した『キミーラ』が成功を収め、同社で最も売れたスポーツカーに。
2004年、ロシアの若手富豪、ニコライ・スモレンスキー氏がTVRを買収。自社生産へのこだわりを捨て効率化追求に走ったところ、逆に会社は経営難に陥り、2006年12月、経営破綻した。
2011年秋、新生TVRは新たな公式サイトを立ち上げ。TVRのロゴもリニューアルした。しかしその後、具体的なスポーツカーの生産・販売計画はアナウンスされていない。
一部メディアによると、英国の複数の投資家が、TVRの株式を、ロシアのニコライ・スモレンスキー氏から買い戻したという。TVRは、「さまざまな噂が雷鳴(現実)へと変わった」とだけ説明している。