豊田自動織機は、エンジンの累計生産台数1500万台を達成したと発表した。
同社は1953年4月、刈谷工場で自動車用エンジン初号機を生産してから60年目で累計1500万台を達成した。
6月5日、同社碧南工場で記念式典を実施し、豊田自動織機の伊村晟会長、豊田鐵郎社長始め、関係者約100人が出席した。
豊田自動織機のエンジン事業は、1953年にトヨタ「コロナ」向けS型ガソリンエンジンの生産からスタートした。1955年に共和工場へ生産を移し、1964年からフォークリフト向け産業用エンジンの生産を開始した。
1982年、エンジン専用工場として新設した碧南工場に、トヨタ「カローラ」「カムリ」など乗用車向けにC型ディーゼルエンジンの生産を開始した。
現在、碧南工場、東知多工場の2工場で自動車用、産業用に排気量1.0~5.2リットルクラスまで幅広く生産している。主力機種のKD型ディーゼルエンジン、AR型ガソリンエンジンを中心に生産を拡大しており、2013年度は過去最高の77万6000台の生産を計画している。