ロールスロイスは、シンガポール航空がエアバスに追加発注したA350-900の搭載エンジンについて、トレントXWBを選択、同エンジンを30基受注したと発表した。
シンガポール航空は、これ以外にもエアバスにA350-900をオプションで20機以上を発注している。このオプションは、より大型のA350-1000に転換可能。シンガポール航空のA350-900の発注総数は70機になる。
ロールスロイスのトレントXWBエンジンは、A350-900向けに開発したエンジンで、A350-1000の専用エンジンとなる。35の航空会社から1300基を受注しており、ロールスロイスのトレント・エンジンシリーズ6機種の中で、受注ペースが最速となっている。
また、シンガポール航空は、ボーイングが「787-10Xプログラム」を正式に開始することを条件に、B787-10Xを30機を発注している。
ロールスロイスは、B787-10X/8/9シリーズ向けに、トレント1000エンジンと比べてパフォーマンスを3%改善したトレント1000-TENエンジンを供給する予定。