京王電鉄は5月30日、動物園線の多摩動物公園駅(東京都日野市)に併設している博物館「京王れーるランド」をリニューアルすると発表した。京王の電車・バス開業100周年記念施策の一環として、家族連れを中心に楽しめる施設にする。
1階は「鉄道の仕組みを学び・触って・体験できるフロア」とし、6000系6772号車のカットボディと150インチ大画面、乗務員訓練用シミュレーションソフトを使った大型運転体験シミュレーターを設置する。また、京王沿線の街並みを再現したHOゲージ(縮尺80分の1)のレイアウトなども設置する。
「お子様が安心して遊べるキッズフロア」の2階には、鉄道会社の博物館としては日本最大級の面積となるプラレールコーナーと、鉄道設備をイメージしたアスレチックコーナーなどを設ける。
屋外には車両展示場を設置し、保存車の2400形、2010系、5000系、3000系、6000系の5両を並べて展示する。展示車両の外周では9000系のミニ電車を運行する。
リニューアルオープンは10月の予定。現在の入場料は無料だが、リニューアル後は3歳以上250円とする。