WRCは、5月31日の金曜日からギリシャで開催されるアクロポリスラリーに向けて、現在チャンピオンシップポイントで3位につけているシトロエンのドライバー、ミッコ・ヒルボネンに関する特集を公開した。
このシトロエンDS3ワールドラリーカーを運転するフィンランド人ドライバーは現在、フォルクスワーゲンのライバル、セバスチャン・オジエに54ポイントの差をつけられている。
しかしラリーアルゼンチンでシトロエンのドライバー、セバスチャン・ローブがオジエのフォルクスワーゲン・ポロRを凌駕したことから、ヒルボネンはギリシャのイベントの前に行ったDS3のセットアップのさらなる改良が、同じ結果を出すことを期待している。
「僕達は車を改良するためにチームと共にずっと働いて来た。ギリシャに到着した時に短い特定のテストセッションを完了した。運が僕達の側にあることを祈り、シトロエンにもう一つの勝利をもたらせることを望んでいる」とヒルボネンは語った。
もし彼が勝てば、彼の今季初勝利はシトロエンの開発に従事した仕事に対する報酬となる。
シトロエンの技術チーフであるゼビアー・メステラン-ピニョンは、「今年がシトロエンDS3 WRCを走らせる3年目の年だとしても、車は現実的にそれぞれのラリーで変更され、中でも車のセットアップが最も微妙な変更だ」
「我々はドライバーの、特にミッコ・ヒルボネンからの要望から(セットアップを)スタートする。彼はまだ彼のやった仕事に対する見返りを得ていないが、我々の向かっている方向は、ダニ・ソルドやセバスチャン・ローブにも高く評価されている」と語った。