ワロップス飛行施設、宇宙最初の星々・銀河の形成時期を調査するロケットの打ち上げへ

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ワロップス飛行施設(アメリカ・バージニア州)は5月29日、宇宙赤外線背景放射観測計画(CIBER)の機器を搭載する観測ロケット「ブラック・ブラント XII」を東部夏時間6月4日午後11時から11時59分までに打ち上げると発表した。

CIBERは宇宙最初の星々・銀河の形成時期などの調査が目的。責任者のジェイミー・ボック(カリフォルニア工科大学)は「実験の目的は天体物理学にとって根本的に重要。観測は技術的に大変困難なものだ」と述べている。

米国航空宇宙局(NASA)の観測ロケットによるCIBERは今回で4回目。2009年、2010年、2012年の打ち上げはニューメキシコ州のホワイトサンズ・ミサイル実験場で行われた。今回は大規模のロケットを使用し、より高い高度まで打ち上げられるので、観測時間は長くなる見通し。

打ち上げの予備日は6月5日~10日。中部大西洋地域ではロケット視認の可能性がある。また、ワロップス飛行施設のNASAビジターセンターはパブリック・ビューイングを実施する。打ち上げ当日の21時30分から入場可能。

《日下部みずき》

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