米国ロサンゼルス空軍基地は5月24日、フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から広帯域グローバル通信衛星「WGS-5」の打ち上げに成功したと発表した。
今回で5基目となるWGSは戦術的指揮・統制・通信・コンピューター・情報・監視・偵察の実行を可能にし、軍事用衛星通信サービスの飛躍的な進歩として注目を集めている。
「WGSは国防総省の通信衛星の中でも屈指の能力を誇り、国防衛星通信網・先進EHF通信衛星などと並び、米軍衛星通信計画の重要な一角を担うだろう」と広帯域通信衛星部門チーフのルーク・スキャッブは述べている。
今後数か月に渡り、WGS-5は対地同期軌道まで軌道上昇を続け、軌道上にてノミナル・パフォーマンスの検証、戦略的使用に向けた準備を行う。操作はコロラド州のシュリーファー空軍にて行われる。衛星の本格稼働は2013年末を予定している。