【JNCAP】試験車両だけではなく、メーカーがアピールしたい新車も展示

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今年の発表会では受賞メーカーが新車を持ち込んでアピールすることが認められた。
  • 今年の発表会では受賞メーカーが新車を持ち込んでアピールすることが認められた。
  • 来場者が最初に目にするのは新車であり、会場の雰囲気も新車の展示会を意識している。
  • 展示車の近くにはカタログも置かれており、興味がある場合はメーカーの説明員が最寄りの販売店を案内していた。
  • 二子玉川駅の改札に一番近い場所にはCMでおなじみとなった「ピンクのクラウン」を展示。
  • このクルマの前で記念写真を撮る親子連れが目立った。

昨年まで使用していた秋葉原から、今年は二子玉川へと会場を移した自動車アセスメントの発表会だが、新たな試みも合わせて導入された。それが新車の展示だ。受賞メーカーが会場に新車を持ち込み、来場者に対してアピールできるようにした。

これまで自動車アセスメント発表会では、衝突試験に用いた車両のみを展示していた。主催する自動車事故対策機構(NASVA)や、自動車メーカーにとっては「安全性のアピール」であっても、自動車アセスメントが「何なのかわからない」という一般の来場者からは「どうして壊れたクルマだけを展示しているのか理解できない」という声も少なからず聞かれたそうだ。

このため今年はNASVAが保管していた試験車両だけではなく、受賞メーカーがアピールしたいモデルの新車を持ち込み、同じスペースに展示していた。カタログも用意し、興味を示した来場者には近隣の販売店を案内するなどの営業活動も行っていた。

《石田真一》

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