WRCは5月10日、ヘイデン・パッドンが8月にWRC-2カテゴリーでの新しいキャンペーンのために復帰することを伝えた。
26才のパッドンはBBRの準備したシュコダ・ファビアS2000を副ドライバーのジョン・ケナードと共に、ネステ・オイル・ラリー・フィンランドとADACラリー・ドイツで運転することとなる。
このニュージーランド人ドライバーはタイトル争いに加わるのに十分な、今年後半に行われる他の4つのイベントでの競技に参加する為の資金を確保しようとしている。
パッドンは2011年にFIAプロダクション・ワールド・ラリー・チャンピオンシップを確定した時、ワールド・ラリー・チャンピオンシップを勝ち取った、唯1人のニュージーランド人となった。
「WRCに戻るのは驚くべきことだ。今のところたった2つのイベントかも知れないが、昨年を終えた後に記録を正し、最も速い1人となることを見せつける決意を固めた。WRC-2の他の競争者達を退けることができることはわかっている。とても優秀なドライバー達がいるので、それは簡単なことではないが目標は勝つことで、両方のイベントを楽しむつもりだ」とパッドンは語った。
彼は今年の優先事項はヨーロッパに戻る為の資金を確保し、彼の才能と速さを見せつけるイベントで競争することだと言う。
「僕達は2014年のWRCにフルタイムで参加する為に、懸命に働き続ける。以前に競技してよい結果を残したフィンランドやドイツのイベントは新しいWRCチームの経営者の関心を引き、様々な人達との話し合いが今後も進行することを望んでいる。経済的な要求を満たすのは容易なことではないが、僕達は目標にかなり近づいていて、それをさらに向上させなければならない。新しいマニュファクチャーがこのスポーツに参戦することで、多くの機会がドライバー達に与えられて以来、長い年月が経過した。だから今こそその時だ」とパッドンは意気込みを語った。