国土交通省は5月10日、輸入自動車特別取扱制度(PHP)の年間販売予定上限台数を1型式当たり2000台から5000台に引き上げたと発表した。
PHPは、少数輸入車のために特別に設けられた認証制度で、試験データ等についてはあらかじめ提出された書面で安全や環境の基準への適合性審査を行い、その結果を運輸支局等での車両1台ごとの新規検査に活用する制度。
TPP(環太平洋経済連携協定)交渉に関する日米の事前協議で上限台数の引き上げが取り上げられたことや、欧州車で年間販売台数が上限に近い約1800台の車種が存在することを踏まえ、輸入の際の負担軽減の観点から引き上げたものだ。