マレーシア総選挙、与党勝利を好感して株価指数が急上昇

株式市場は5日実施された総選挙で与党連合・国民戦線(BN)が勝利したことを好感し、買いが優勢で、株価指数のFBM・KLCIは一時1,826まで跳ね上がった。

エマージング・マーケット 東南アジア

株式市場は5日実施された総選挙で与党連合・国民戦線(BN)が勝利したことを好感し、買いが優勢で、株価指数のFBM・KLCIは一時1,826まで跳ね上がった。

終値は前日比57.25ポイント高の1,752.02で過去最高を更新した。6日はさらに続伸し、前日比24.71ポイント高の1776.73で取り引きを終えた。

出来高は19億株余り、売買高は44億リンギと、3日の2倍強に達した。BNが引き続き政権を担うことが確定し、先行き不透明感がぬぐわれたことから、投資家の購入意欲が刺激されたようだ。

証券業界関係者によると、推定20億リンギの外国資金が株式市場に流入しており、リンギ需要が急増した。このためリンギは一時、1米ドル=2.96リンギまで値上がりした。シンガポールドル、円に対してもリンギは上昇した。

マレーシア国債の外国人保有額は3月に減少したが、クレディ・スイスは、総選挙を警戒し流出した資金が還流する可能性を指摘した。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、5月6-7日)

小栗 茂

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