マレーシア最大規模の油田「PM304」で掘削に成功

国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)は、マレーシア半島沖の「PM304」鉱区のチェンドル・グラベン2油田での掘削に成功したことを発表した。

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国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)は、マレーシア半島沖の「PM304」鉱区のチェンドル・グラベン2油田での掘削に成功したことを発表した。

1,000メートルの深さまで掘削し、石油やガスの埋蔵が確認できたという。掘削はオペレーターであるペトロファク(マレーシアPM304)とペトロナス・チャリガリ、クウェート海外石油探査会社(KFPEC)、ペトロベトナム・エクスプロレーション・プロダクションの合弁が実施した。

チェンドル油田は2001年にアメラダ・ヘスにより発見されたが、発見当初は限界油田とされ、開発にはリスクを伴うと判断されていた。2004年5月、ペトロファクがアメラダ・ヘスから「PM304」鉱区の権益を取得し、ペトロナスによる限界油田開発戦略に沿って調査が行われた結果、チェンドル油田が限界油田ではなく国内最大規模の油田であることが明らかになった。

チェンドル油田は移動式生産施設(MOPU)を使用して開発が進められた。「PM304」鉱区の周辺にある油田でも資源の埋蔵が確認され、当初の予想以上の結果を生み出している。

千田真理子

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