ミシュランが発表した2013年1-3月期(第1四半期)の売上高は前年同期比8.1%減の48億7700万ユーロと減収となった。
タイヤの市場環境は、欧州経済の低迷などの影響から、乗用車・ライトトラック用タイヤの販売が低迷、北米も見通しを下回った。新興市場のタイヤ販売は拡大した。
乗用車・ライトトラック用タイヤ事業の売上高は同6.5%減の25億8200万ユーロだった。営業日が前年同期より2日少なかったこともあって売上は伸び悩んだ。
直需市場需要の落ち込みが、特に鉱山・建設機械用セグメントで顕著で、特殊製品事業の売上高は同13.0%減の8億1800万ユーロだった。
また、原材料コスト減少による価格連動制の影響などから価格ミックスも悪化した。
同社では、特別損益算入前の営業利益の(前年比)維持、10%を上回る使用総資本率(ROCE)、プラスのフリーキャッシュフローを計上するという2013年度の目標を維持するとしている。