日本政府観光局(JNTO)は4月24日、今年3月の訪日外客数(推計値)が前年同月比26.3%増の85万7000人となり、3月として過去最高になったと発表した。
これまで3月として過去最高だった2008年の73万1619人を12万5000人上回り、3月として初めて80万人台を記録。通年単月でも2010年7月の87万8582人に次いで2位となった。
ビジットジャパン事業でプロモーションに力を入れてきた桜のシーズンの訪日旅行需要が拡大したほか、急速な円高の是正、成長著しい東南アジアの需要増、震災の影響でこれまで躊躇していた旅行客の回復などが相まって大きな伸びを示した、と分析している。
市場別では、中国とインドを除く東アジアと東南アジアを中心に二ケタ台の伸びを見せ、韓国、台湾、香港、タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナム、豪州、ロシアが3月として過去最高を記録した。
特に3月としては、韓国は初の20万人台、香港は初めて5万人台を突破し、インドネシアも初の1万人台を記録した。