【ダンロップ VEURO VE303】プレミアム走行はどうあるべきか

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住友ゴム VEURO VE303 試乗会のようす
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高級ラグジュアリーカーにふさわしいタイヤはどうあるべきか、プレミアムな走りとはどうあるべきかを追求して生み出されたのがダンロップのプレミアムコンフォートタイヤ「VEURO(ビューロ)VE303」だ。

ビューロシリーズとしては3代目となる。初代のビューロはトレッドパターンによってロードノイズの低減を図った。2代目は吸音スポンジを採用など、ノイズの低減を図りながら、ケース剛性にも配慮してバランスのいいタイヤを目指した。

3代目となるVE303は徹底した静粛性の追求と、操縦性の両立を図っている。

トレッドデザインは、最近のトレンドである3+1本の左右非対称に配置された縦溝を基調にしたリブデザインとし、横溝の幅を極端に細くしているのが特徴だ。

タイヤのインサイド・セカンドブロックにはヘルムホルツタイプの消音器効果を狙ったとみえるグルーブデザインも施されている。

横幅の極細溝はタイヤのパターンノイズが横方向に抜けにくいように意図したもので、最近の静粛性重視のタイヤのトレンドでもある。また、横溝を細くし、ブロックを小さく刻むことでエッジの路面打音を抑えながら、しなやかなタイヤの転同感を作り出す効果がある。8角形よりも16角形、16角形よりも32角形のほうが転がりやすいという理屈だ。

構造面では、ダンロップの代表的な静音技術である吸音スポンジが採用されている。また快適性と操縦性の両立を図るため、ストリップエイペックスという剛性補強材をサイドウオール(タイヤ側面)に配置。トレッド部には、タイヤのタガに相当するベルト部にアラミドとナイロンをヨリ合わせて作られたハイブリッドバンドを採用する。

タイヤの操縦性に大きく役立つ剛性部材であると同時に、タイヤからの振動をボディに伝えにくくする、という役割も担っており静粛性、快適性に役立つ効果もある。

もう一つ、ビューロVE303の大きな特徴として挙げられるのが、低燃費タイヤ(エコタイヤ)としての性能だ。

低発熱密着ゴムをコンパウンドに採用することで、ウエットグリップ性能に優れた性能を発揮しながら転がり抵抗を低減する。タイヤラベリング制度の分類では転がり抵抗A、ウエットグリップbを獲得している。

転がり抵抗A以上、ウエットグリップ性能d以上を満たすタイヤを低燃費タイヤ(エコタイヤ)と呼んでいいことになっているので、ビューロは、堂々たるエコタイヤでもある。

《斎藤聡》

斎藤聡

特に自動車の運転に関する技術、操縦性に関する分析を得意とする。平たくいうと、クルマを運転することの面白さ、楽しさを多くの人に伝え、共有したいと考えている。そうした視点に立った試乗インプレッション等を雑誌及びWEB媒体に寄稿。クルマと路面との接点であるタイヤにも興味をもっており、タイヤに関する試乗レポートも得意。また、安全運転の啓蒙や普及の重要性を痛感し、各種セーフティドライビングスクールのインストラクターも行っている。

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