【F1 中国GP】決勝レースレポート…トップ3のつばぜり合い

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F1 中国GP(2012年)
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フェルナンド・アロンソがフェラーリに2013年シーズン最初の勝利を持ち帰った。ストラテジー勝負の様相となった中国GPで、ソフトタイヤでスタートという選択の正しさが証明された。

ポディウムに立った他2人、キミ・ライコネン(ロータス)とルイス・ハミルトン(マクラーレン)のストラテジーも同様だった一方で、ミディアムタイヤでスタートしたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)はハミルトンをテールトゥノーズで追いかけながらの4位フィニッシュに終わった。

上海のレースはソフトタイヤスタート組による2つのバトルが並行展開する形で幕を開けた。ソフトタイヤ組は短いスティントで一気に後方集団を引き離したが、想定どおりの早期のピットストップ後は、密集したトラフィックに取り囲まれ、先頭集団にはミディアムタイヤスタート組が躍進した。ただし、彼らにしてもソフトタイヤの苦しみは遅れてやって来ることが既定だ。

スタート直後の上位集団の中で手際よくリードを奪ったのはアロンソだった。ライコネンのスタート出遅れにも助けられ、さらに5周目には真っ先にタイヤ劣化に見舞われたハミルトンをオーバーテイクした。

ソフトタイヤスタート組の中にあって、ただひとり1周長く走り続けたマッサは、トップ争いから脱落。他方、ソフトタイヤでストラテジー違いのグループを速やかに抜き去ったアロンソは、ミディアム交換後もそのアドバンテージを守ることができた。

アロンソとの勝負は事実上ついた後も、ベッテルはライコネンとハミルトンを相手に意地を見せていた。この両者は、レースの始まりから長いバトルを続けていた。遅いピットストップを終えた後のベッテルの追い上げは1周あたり3秒ゲインと凄まじく、最終ラップにはとうとうハミルトンを射程内に捉える。結果は、ハミルトンが0.2秒差で逃げ切り、ライコネンはさらに前方で2位フィニッシュを遂げていた。

2013 F1 Rd.3 中国GP レース結果

1. アロンソ(フェラーリ) 1:36'26.945
2. ライコネン(ロータス) +10.100
3. ハミルトン(メルセデスAMG) +12.300
4. ベッテル(レッドブル) +12.500
5. バトン(マクラーレン) +35.200
6. マッサ(フェラーリ) +40.800
7. リチャルド(トーロロッソ) +42.600
8. ディレスタ(フォースインディア) +51.000
9. グロージャン(ロータス) +53.400
10. ヒュルケンベルク(ザウバー) +56.500

11. ペレス(マクラーレン) +1'03.800
12. ベルニュ(トーロロッソ) +1'12.600
13. マルドナド(ウィリアムズ) +1'33.800
14. ボッタス(ウィリアムズ) +1'35.400
15. ビアンキ(マルシャ) 1lap
16. ピック(ケータハム) 1lap
17. チルトン(マルシャ) 1lap
18. ヴァンデルガルデ(ケータハム) 1lap

DNF(リタイア)
ロズベルグ(メルセデスAMG) 22周
ウェーバー(レッドブル) 16周
スーティル(フォースインディア) 6周
グティエレス(ザウバー) 5周

ファステストラップ:ベッテル(レッドブル) 1'36.808

《編集部》

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