国土交通省は4月12日、輸入車特別取扱制度(PHP)を利用できる年間販売予定上限台数を現行の2000台から5000台に引き上げると発表した。
日本が太平洋経済連携協定(TPP)交渉に参加するための日米事前協議で、PHPによる1型式当たりの年間販売予定上限台数2000台を引き上げることで合意。欧州車については年間販売台数が上限に近い約1800台存在することなどを踏まえて、自動車輸入の負担軽減の観点から、PHPの1型式当たりの年間販売予定上限台数を5000台に引き上げる。
PHPは、少数輸入自動車のための合理化された認証手続き。車両による審査と品質管理体制の審査を省いて、簡易な提出書類で日本の基準に適合しているかを確認審査する。型式指定と比べてコストを抑えることができる。