マレーシアで銀行員労組が3000人規模のピケ、銀行側は対決姿勢

銀行員労働組合(NUBE)が4月6日に行なった3000人規模のピケに対して、銀行側は違法との認識を示して対決姿勢を強めている。

エマージング・マーケット 東南アジア

銀行員労働組合(NUBE)が4月6日に行なった3000人規模のピケに対して、銀行側は違法との認識を示して対決姿勢を強めている。

NUBEは、クアラルンプール(KL)のマラヤン・バンキング(メイバンク)とCIMBの本社前でピケを実施。賃金システムの公平性、組合及び組合活動に対する尊重、下級職員からの収奪への抗議などを訴えた。

これに対しマレーシア商業銀行組合(MCBA)は、組合によるピケが見当違いの要求を掲げた違法なものだと主張。銀行業界に関わる労働者以外の者が扇動したものであり、1967年労使関係法違反だと批判した。

MCBAに対してNUBEのJ.ソロモン書記長は、組合員が自分が所属する銀行以外で労働争議を起こすことができないという主張は誤りだと指摘。NUBEに加入する3万人の銀行労働者の訴えを無視することは出来ないと主張した。

伊藤 祐介

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