東洋ゴム工業は、タイヤ事業におけるアジア成長戦略の一環として、タイでのタイヤ販売子会社「トーヨータイヤ(タイ)(TTT)」を4月1日付で設立し、事業を開始したと発表した。
同社はタイを東南アジアにおける重要な戦略市場として位置づけており、これまで現地販売代理店を通じてトーヨータイヤブランドのタイヤを販売してきたが、年々高まる需要をさらに獲得していくために、今回、現地販社(TTT)を新設した。新会社の資本金は1億タイバーツ(約3億2000万円)。
TTTでは、現地販売チャネルとともに乗用車用市販タイヤの販売強化に乗り出すと同時に、現地自動車メーカーへの新車装着用タイヤの販売力向上を図る。また、タイでは自動車保有台数の過半数をSUVやピックアップトラックなどが占めており、ライトトラック用タイヤの販売も積極的に推進していく予定。