ナジブ・ラザク首相は4月3日、下院議会(定数222)を解散すると発表した。昨年から再三にわたって解散・総選挙の臆測が流れていたが、ようやく下院任期満了から残り1か月を切っての解散となった。
サラワク州を除く12州の州議会選挙も同時に行われる。すでにネグリ・センビラン州は3月28日で任期満了し解散しており、残る11州についても3日付けで州議会解散となる。
ナジブ首相は3日午前、ムヒディン・ヤシン副首相と共にテレビの特別番組に出演し、ヤン・ディペルトゥアン・アゴン(国王)から議会解散への同意を得たことを明らかにした上で議会解散を宣言。新政府が発足するまでの間を、現政権が担う暫定政府が統治すると淡々とした様子で説明した。
数日中に選挙委員会(SC)がミーティングを開き、第13回総選挙の日程を発表する見通し。規定では解散から60日以内に実施されることになっている。