【新聞ウォッチ】イタリアの高級自転車で転倒、1億8900万円賠償命令

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2013年3月26日付

●EPA日EU来月交渉開始、車関税下げ焦点(読売・2,11面)

●自転車に欠陥、賠償命令、東京地裁、輸入会社に1億8900万円(朝日・38面)

●2月の欧州新車販売、日産な「キャッシュカイ」5位(産経・11面)

●景況感、2期ぶり改善(東京・1面)

●新興国専用小型セダン、トヨタ,バンコクショーで発表、80カ国超への輸出計画(日経・11面)

●日産、来年発売の軽、車名公表、三菱自と共同企画2弾(日経・13面)

●オープンカーのビートル、VWジャパン発表(日経・13面)

ひとくちコメント

イタリアの人気ブランドの高級自転車「ビアンキ」を購入した男性が、走行中に部品が外れ転倒した事故で、東京地裁は、自転車の欠陥を認定し、自転車の輸入元に約1億8900万円の支払いを命じた判決が下された。

きょうの各紙が社会面で「転倒で後遺症、自転車に欠陥、1億8900万円賠償命令」(東京)などと、大きく取り上げている。

訴えていたのは茨城県の元会社経営者の63歳の男性で、「ビアンキ」の輸入元のサイクルヨーロッパジャパンに対し、約2億4000万円の損害賠償を求めていたもの。男性は2002年に自転車を購入し、08年8月にその自転車で出勤中に、前のめりに転倒、頸椎を損傷し首から下がほぼまひする障害を負ったという。

東京地裁の判決では、目撃証言などから自転車のサスペンションが分離し、前輪が脱落したと事故原因を認定。「通常備えるべき安全性を欠いていた」との判断を下した。通常の自転車では、貫通するボルトがあるため、スプリングが破断しても、サスペンションは外れないという。

自転車の多くは台湾で製造されているが、自転車は自動車のような「車検制度」はなく、自己責任で点検や整備を実施するしかないようだ。

《福田俊之》

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