ボーイング、コナー社長「追加安全対策を加えたバッテリーを数週間以内に787に搭載」

航空 企業動向
公開された787(JAL)のバッテリー
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ボーイングは3月15日、複数層におよぶ追加安全策を加えた787型機のリチウムイオンバッテリーを製造し、数週間以内には航空機に搭載する見込みが立ったと発表した。

787型機に搭載するバッテリー改善策の詳細を紹介する説明会で明らかにした。787型機のバッテリーの改善策については、米連邦航空局(FAA)から承認を受けている。

同社では、バッテリーの新容器も製造中で、同じく数週間で航空機への搭載が可能となることを明らかにした。今後広範囲におよぶテストを実施して、FAAや各国の規制当局の最終承認を得られると、各航空会社は787型機の運航が再開できるとしている。

ボーイングが構築した解決策には、バッテリーの製造プロセスの改善や機能性の向上、バッテリーと容器のデザインの変更など、多岐にわたる策を組み込んだ。

ボーイング民間航空機部門のレイ・コナー社長兼CEOは「テストが完了して承認を取得次第、各航空会社に協力して787型機に必要な変更を取り入れ、運航再開に向けたプロセスに入る。ボーイングでは、バッテリーシステムに対してあらゆる対策を講じ、数多くの安全策を追加導入した。これらの改善により、787型機のバッテリーシステムがより安全で、より信頼性の高いものになると確信している」とコメントしている。

《レスポンス編集部》

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