JR貨物が発表した2月の輸送動向によるとコンテナ貨物は前年同月比0.7%増の160万5000トンと微増だった。
自動車部品、化学薬品が前年を下回ったものの、紙・パルプ、エコ関連物資などが前年を上回り、コンテナ貨物全体はプラスとなった。
自動車部品は、国内新車需要の減少により同14.8%の減送となった。化学薬品は一部顧客の輸送中止などで同6.5%減となった。
一方で、紙・パルプは震災により被災した生産拠点の復旧、エコ関連物資は災害廃棄物の広域処理の進展により、それぞれ増送となった。
車扱貨物は同19.5%減の90万9000トンと大幅に落ち込んだ。一部区間での輸送終了に伴い減送となった石油を始め、すべての品目で前年を大きく下回った。