防衛省、次期固定翼哨戒機 P-1を厚木基地に配備

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次期固定翼哨戒機 P-1
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防衛省は12日、技術研究本部が開発を進めてきた次期固定翼哨戒機『P-1』について、同日で開発が終了し、3月末までに海上自衛隊・厚木基地に2機を配備することを明らかにした。今後は海上自衛隊が試験飛行などを実施することになる。

P-1は防衛省・技術研究本部と川崎重工業が開発を進めてきた固定翼の哨戒機で、現用している『P-3』の後継機。開発中は『XP-1』という名称で呼ばれていた。

IHI製の「F7-10」エンジンを含め、機体に至るまですべてが国産技術となっている。操舵系に光ファイバーを用いたフライ・バイ・ライト技術を採用した世界初の実用機でもある。

開発初期から試験飛行に用いられてきた初号機と、先行量産型の2号機が海上自衛隊の厚木基地に正式配備され、今後は技術研究本部ではなく、配備を受けた部隊が実運用に向けた試験飛行を行うことになる。

《石田真一》

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