国土交通省は、1月の造船統計(速報)を発表した。1月分の造船主要52工場の鋼船建造実績は起工が20隻、重量ベースで85万2000G/Tとなった。竣工は48隻、197万G/Tで、竣工船価は2067億円だった。
竣工船価合計を、2010年基準竣工船価合計の月平均値で割った生産指数は、119.8で、生産指数の前年同月比は4.3%減だった。100を上回ったのは7カ月ぶり。
竣工の内訳は国内船が3隻、7万8000G/T、生産指数は145.3だった。このうち、一般油送船が2隻、その他の貨物船が1隻だった。
輸出船の竣工実績は、45隻、189万2000G/Tとなり、生産指数118.6だった。内訳は、貨物船が37隻で、うち、一般貨物船が16隻(パナマ・リベリアなど向け)、鉱石専用船が1隻(リベリア向け)、ばら積み船が14隻(パナマ・イギリスなど向け)、自動車専用船が1隻(シンガポール向け)、鉱石兼ばら積み船が3隻(パナマ・マーシャル諸島向け)、その他貨物船が2隻(パナマ向け)だった。油送船は7隻で、このうち、一般油送船が3隻(パナマ・キプロスなど向け)、LPG船が3隻(パナマ・シンガポール向け)、化学薬品船が1隻(リベリア向け)だった。その他の船は1隻(リベリア向け)だった。
鋼船修繕実績は106隻、工事金額が32億円だった。