格安航空会社(LCC)大手エアアジアは、フィリピンのLCC、ゼスト・エアウェイズへの出資およびアジアワイド・エアウェイズの買収について、実業家アルフレド・ヤオ氏との間で合意を結んだと発表した。ヤオ氏はゼストとアジアワイドの主要株主だ。
フィリピン・エアアジアはゼスト・エアウェイズの49%を取得する。また、アジアワイド・エアウェイズを完全買収する。ヤオ氏が率いるゼスト・エアー・グループもエアアジアに出資する予定だ。契約の規模は明らかになっていない。
ヤオ氏は、エアアジアとの提携について、共通するビジョンである格安航空事業の拡大にむけ投資を拡大し、シェアを広げると述べた。
エアアジアはマレーシアとタイ、インドネシア、日本、フィリピンで事業を展開しており、近くインドでの事業開始を予定している。フィリピンの人口は1億人以上で、今後格安航空産業の成長が見込まれている。