【NASCARネイションワイド 第3戦】トヨタ カムリは3台がトップ5フィニッシュ

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2位、3位に入ったカイル・ブッシュとブライアン・ヴィッカーズ
  • 2位、3位に入ったカイル・ブッシュとブライアン・ヴィッカーズ

3月9日にNASCARネイションワイド・シリーズの第3戦「Sam's Town 300」がラスベガス・モーター・スピードウェイで開催された。

8日の練習走行セッションが降雨のために中止となったため、9日の決勝前に予定されていた予選はキャンセル。代わりに練習走行セッションが行われることとなり、決勝グリッドは規定に則り、前年のオーナーポイント順で決定。ブライアン・ヴィッカーズがポールポジション、パーカー・クリガーマンが8番手となり、12台のトヨタ『カムリ』が決勝に駒を進めた。

9日午後1時33分、1.5マイルオーバルを200周して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのヴィッカーズが序盤首位争いを展開する一方で、23番手と後方スタートのKy.ブッシュが目覚ましい追い上げを見せ、18周目にはトップ10圏内に浮上した。

前半はハンドリングに苦しみ、トップ10圏内からそれ以上のポジションアップが果たせなかったKy.ブッシュだが、ピットごとの調整で調子を上げていき、120周目には、2位のヴィッカーズに続く3位へ。139周目にこの日6度目のイエローコーションが出されると、ピット作業でヴィッカーズをかわしたKy.ブッシュが首位に立った。

再スタートでは最前列のKy.ブッシュとヴィッカーズが激しい首位争いを展開したが、Ky.ブッシュが首位をキープ。しかし、152周目、後半戦速さを見せたサム・ホーニッシュ・Jr.(フォード)の先行を許し、2位、3位に後退。4位にエリオット・サドラーが続き、3台のトヨタ カムリが首位奪還を目指して終盤戦に突入した。

先のイエローコーションでの給油後、最後まで走りきるにはぎりぎりの周回数で、首位争いも燃費をにらみながらの厳しい戦いとなった。しかし、残りが20周を切った183周目と189周目に連続でイエローコーションが発生し、燃料の心配はない状況で、最後は6周のスプリント勝負となった。

最前列イン側で再スタートを切ったKy.ブッシュは、サイド・バイ・サイドのまま粘ったが、ホーニッシュ・Jr.を抑えるまでには至らず、2位でフィニッシュ。好走を見せたヴィッカーズが3位。今大会がシリーズ200戦目の出走となったサドラーは5位に入り、トヨタ カムリは3台がトップ5フィニッシュ。サドラーはドライバーズランキングでも2位と同ポイントの3位に浮上した。また、アレックス・ボウマンがルーキー最上位となる8位に入った。

次戦第4戦は3月16日、ブリストル・モーター・スピードウェイで行われる。

■第3戦 Sam's Town 300 決勝結果
1位:サム・ホーニッシュ・Jr フォード
2位:カイル・ブッシュ トヨタ
3位:ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ
4位:トレバー・ベイン フォード
5位:エリオット・サドラー トヨタ
6位:オースチン・ディロン シボレー

■ドライバーズポイント
1位:サム・ホーニッシュ・Jr. フォード 127P
2位:ジャスティン・アルゲイヤー シボレー 108P
3位:エリオット・サドラー トヨタ 108P
4位:ブライアン・スコット シボレー 108P
5位:リーガン・スミス シボレー 103P
6位:オースチン・ディロン シボレー 100P

■マニュファクチャラーズポイント
1位:フォード 21P
2位:トヨタ 19P
3位:シボレー 17P
4位:ダッジ 3P

《纐纈敏也@DAYS》

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