マレーシア通信マルチメディア委員会、通話途切れ改善せず通信大手3社に罰金

マレーシア通信マルチメディア委員会(MCMC)は、国内通信会社3社に対して、通話中に回線が突然途切れる「ドロップド・コール」への対策を行わなかったとして総額19万リンギの罰金を科したと発表した。

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マレーシア通信マルチメディア委員会(MCMC)は、国内通信会社3社に対して、通話中に回線が突然途切れる「ドロップド・コール」への対策を行わなかったとして総額19万リンギの罰金を科したと発表した。

罰金を命じられたのは▽DiGiテレコミュニケーションズ▽セルコム・アクシアタ▽マキシス・コミュニケーションズ--で、罰金額はそれぞれ10万リンギ、6万リンギ、3万リンギ。

MCMCによると、「ドロップド・コール」について消費者から多くの苦情が寄せられており、MCMCが実施したテストでも通話が途切れることが確認されたという。MCMCはこれまで3社に対してインフラの改善を行うよう指導してきたが、その後も苦情がむしろ増加傾向にあることから罰金処分に踏み切った。

電波通信塔の数が足りないことが主な原因で、通話者が移動している場合、通信塔間の距離が長すぎると別の通信塔に中継点が移る際に電波が途切れてしまうという。ユーザーは電話のかけなおしなどに余計な費用を費やすことになる。
マレーシアの人口2,800万人に対して、携帯電話サービスの加入者数は4,100万人となっている。
(ザ・スター、3月6日)

千田真理子

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