SGホールディングス、物流施設78カ所で太陽光発電事業を開始…最大18.3MW

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SGホールディングス、物流施設に太陽光発電パネルを設置
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SGホールディングスは、グループ不動産事業を管理・統括するSGリアルティがグループ保有資産を活用したクリーンエネルギー供給事業を4月から開始すると発表した。

SGホールディングスグループでは、自然エネルギーや再生可能エネルギーの利用を推進するため、2003年から佐川急便の23カ所の施設に太陽光発電パネルを設置し、環境負荷の少ない発電方法として自社内利用を促進してきた。また、天然ガス自動車の導入やサービスセンターの積極活用など環境負荷の少ない輸送方法を採り入れてきた。

今回、環境問題への取り組みを加速、電力の安定供給や環境負荷低減に寄与することを目的に、物流施設78カ所で太陽光発電を行い、各地域の電力会社へクリーンエネルギーを供給する。

東北から九州にあるSGホールディングスグループの物流施設屋上に太陽光発電パネルを設置し発電する。設置場所は九州が20カ所、四国が4カ所、中国は7カ所、関西が7カ所、中部が18カ所、関東が19カ所、東北が3カ所の計78カ所となる。合計パネル枚数は11万4410枚。

4月から電力供給を開始し、年内には78カ所で最大18.3MWの発電規模となる見込み。年間発電量は約4700世帯分の年間電力消費量に相当する。同規模の自然エネルギー以外で発電した場合の二酸化炭素の排出量は約9600トン。

今回使用する太陽光パネルは、ソーラーフロンティアが宮崎県の工場で生産する国産のCIS薄膜太陽電池で、高い環境意識で設計・生産されていることと、実発電量の実績を評価して採用する。

最初に導入するのはSGリアルティ柏A棟(千葉県柏市)で4月から発電開始し、その後、1都1府29県の計78施設で電力供給開始を予定する。

今後も、新たに建設する施設や発電効率の良い地域について検討する。

《レスポンス編集部》

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