日立建機は、新型ホイールローダ『ZW-5』シリーズとして、『ZW220-5B』、『ZW250-5B』、『ZW310-5B』、『ZW330-5B』を4月1日から順次発売、『ZW370-5B』、『ZW550-5B』を6月1日から発売する。
同機は、排出ガス規制のオフロード法2011年基準に適合したホイールローダで、同社とKCMとの共同開発により両社の技術を結集させたニューモデル。現行モデルの良さを踏襲しながら、経済性、作業性能、オペレータの快適性など、ホイールローダに求められるあらゆる点を改良し、ユーザーニーズに応えた。
ZW220-5B、ZW250-5B、ZW310-5B、ZW330-5Bは、アクティブエンジンコントロールシステムの採用により、従来機比約10%の燃費低減を実現。また、ZW370-5B、ZW550-5Bは、アクティブエンジンコントロールシステムのほか、ロックアップトルクコンバータ、可変容量ポンプなど、最新の技術を採用したことで、従来機比約20%の燃費低減を実現した。
また、排出ガス規制は、日本のオフロード法2011年基準の他に欧州(Stage 3B)、北米(Interim Tier 4)に対応。排出ガスの後処理装置として、PM(粒子状物質)を捕集し燃やすマフラーフィルタ、最適な燃費を促す可変式ターボチャージャーを搭載している。
さらに、車体の揺れによる荷こぼれ抑制、オペレータの疲労低減のため、ライドコントロールシステム、リフトアームソフトストップ制御などの機構を標準装備した。
そのほか、メンテナンスにかかる手間の軽減、後方監視カメラの標準装備による安全機構の充実などを図った。
価格は、3675万円から。