ドイツの高級車メーカー、アウディの取締役は2月27日、同社の中国事業の全権を、3月1日付けでDietmar Voggenreiter氏に委任することを決定した発表した。
Dietmar Voggenreiter氏は現在、44歳。2002年にアウディに入社し、2005年には、経営企画の責任者となる。その手腕が認められ、2007年には、中国事業の責任者に抜擢。2009年には、アウディの100%子会社として、中国北京に設立したアウディチャイナ・エンタープライズマネジメント社の社長に起用されている。
今回、アウディの取締役は3月1日付けで、中国事業の全権を、Dietmar Voggenreiter氏に委任することを決定。取締役会レベルの意思決定が、Dietmar Voggenreiter氏の判断に委ねられることになる。
アウディ取締役会のルパート・シュタートラー会長は、「今回の決定は、Dietmar Voggenreiter氏の優れた功績を反映した結果。アウディの中国における地位をさらに強固にするものだ」と語っている。