電通、東京大学先端科学技術研究センター、ロボ・ガレージで構成されたKIBO ROBOT PROJECT事務局は28日、国際宇宙ステーションに滞在するヒト型コミュニケーションロボットの外観を公表した。
「KIBO ROBOT PROJECT」は、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟において、宇宙飛行士と自律動作および遠隔操作によるコミュニケーションを行ったり、地上に向けて情報発信したりするロボットを開発するというもの。
また、一般公募していた2体のロボットの名前も発表。宇宙用ロボットは「KIROBO(キロボ)」、地上用ロボットは「MIRATA(ミラタ)」と決定した。2体あわせて「未来への希望」につながるようにとの想いが込められている。
現在は、ロボットを宇宙に打ち上げるために必要な審査・実験を引き続き行っており、今春完成する予定。「KIROBO」は、2013年夏に国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられた後、同年冬日本人初の国際宇宙ステーション船長となる若田光一JAXA宇宙飛行士と対面。世界初となる“宇宙における人とロボットとの対話実験"を実施する予定。また「MIRATA」は「KIROBO」のバックアップとして活用したり、子どもたちを対象とした教育活動イベント等に参加する予定。