川崎重工業は、インドのエンジニアリング会社であるスターリング・アンド・ウィルソン(SW)からインドの製紙会社であるスリ・ベンカタラマナ向けに「カワサキグリーンガスエンジン」を受注したと発表した。
インド向けにカワサキグリーンガスエンジンを受注したのは今回が初めて。
今回受注した「カワサキグリーンガスエンジン」は、発電出力7800kW、世界最高の発電効率49.0%の高効率タイプ。SWは、ベンカタラマナが運営するIPP発電所の設計・調達・建設を請け負っており、川崎重工はSWに対して、ガスエンジン発電設備、電気・制御装置、エンジン補機を供給する。
発電設備によって発生する電力は全てインドの電力会社へ販売する。ガスエンジン発電設備のSWへの納入は今年3月末の予定で、発電所の商業運転開始は今年6月末を予定している。
カワサキグリーンガスエンジンは、川崎重工が自社開発したガスエンジンで、発電効率48.5%の標準タイプと、世界最高の発電効率49.0%の高効率タイプの2タイプを取り揃えている。両タイプともNOx排出量200ppm以下の低排出量で、経済性・環境性に優れているガスエンジン。