欧州宇宙機関(ESA)は2月22日、「宇宙から見た地球」シリーズの中で、韓国のコンプサット2が撮影したルーマニアのコトメアナ川流域を紹介した。
紹介しているエリアは、北のカルパチア山脈南部と南の低地平野の間の地理的な移行領域の一部。
ブカレストは南東におよそ110キロメートル、ブルガリアは南に約120キロメートル、セルビアは西に約160キロメートルのところにそれぞれ位置している。
三つの枝分かれのようなパターンは川や小川の浸食の結果で、イメージの中央を縦に走っているのはコトメアナ川である。
ズームインすると、大きなエリアが何百という小さな農業区画に分けられているのを見ることができる。
共産主義の支配下にあった間、この耕作に適したエリアは大規模な農業の為の大きな国有農業区画に分けられていたが、1989年のルーマニアの共産主義崩壊とその後の土地の民有化に伴い、これらの区画は断片化されることとなった。
ルーマニアは2011年12月22日に、ESA加盟国となった。