商用トラック世界大手のスウェーデンのボルボ(ボルボカーズとは別会社)は2月20日、1月の世界商用車販売の結果を公表した。総販売台数は5575台。前年同月比は18%減と落ち込んだ。
市場別では、信用不安が続く欧州が、前年同月比26%減の2195台と不振。中でも、西欧は26%減の1607台にとどまった。東欧も26%減の588台と、マイナス幅が拡大する。
また北米は、前年同月比50%減の788台と、大きく後退。アジアも10%減の819台と、引き続き減少した。一方、南米は1437台を売り上げ、前年同月比は38%増と回復。ボルボによると、とくにブラジルで46%もの伸びを示したという。
また、これら以外の残る世界市場では1月、336台を販売。前年同月比は5%増と堅調だった。ボルボは、「北米などでの販売減により、工場では減産体制。1月は2シフト減らした」と説明している。