住友商事グループは、モーターコア部品の製造販売事業を手掛ける、独K+S社を買収すると発表した。
K+S社は、モーターコア製造分野において、欧州最大手の一角を占めるメーカー。モーターコアの設計、鋼板のスリット、金型製作、コア打抜き・積層、ダイキャストまでの一貫製造プロセスを持っている。また、プレス機内で糊によってコアを接着、固定させる特許技術など、高い技術力を持っている。
昨今、環境問題への意識の高まりから、高効率化が進む産業用モーター、電気自動車やハイブリッド電気自動車用の駆動用モーター、風力発電用モーター等の需要が増大しており、K+S社のモーターコア製造事業は堅調な伸びが期待できる。
住友商事グループとK+S社は、住友商事グループのサービスセンター網や工具鋼加工流通ネットワークと、K+S社の高い技術力や欧州系顧客基盤を組み合わせることで、事業展開の拡大を図る。