ピレリとロシアン・テクノロジー社の共同企業体は、南西ロシアにあるヴォロネジ工場内で2番目となるハイテク製造ラインのオープンを発表した。
新製造ラインには5600万ユーロ(約69億円)を投資。イタリア、トルコ、ドイツのピレリの工場における人材育成プログラムを経たスタッフを導入する。同製造ラインは2013年3月より、ウィンタータイヤに特化したプレミアムタイヤの製造を開始。製造能力が400万本に達する2015年までに、約4400万ユーロ(約54億円)の追加投資も予定している。
ピレリ会長兼CEOのマルコ・トロンケッティ・プロヴェーラ氏は「ロシアはピレリにとって主要な戦略的マーケットだ。ヴォロネジのタイヤ工場は、ロシア政府および企業とピレリの経験、テクノロジーによる共同プロジェクトの事例となった。ロシア顧客向けのプレミアムタイヤ製造に加えて、我々はロシア国内および国外へ向けた大規模かつ効率的な流通拠点をヴォロネジのタイヤ工場に設置するつもりだ」とコメントした。