米国の自動車最大手、GMのオーストラリアブランド、ホールデンが2月10日、現地で発表した新型『コモドア』。同車の高性能バージョンが、早くもコンセプトカーとして登場した。
これは2月15日、ホールデンが明らかにしたもの。新型コモドアのショーカー(コンセプトモデル)として、オーストラリアで「SS V」を披露している。
このSS V、近い将来、VF型と呼ばれる新型コモドアに追加される高性能グレードを示唆したコンセプトカー。外観は20インチのアルミホイールやワイドフェンダー、専用バンパー、ブレンボ製ブレーキなどが装備され、新型コモドアのマッスルなイメージをさらに際立たせた。
なお、このSS Vのモチーフが、GMのシボレーブランドが2月16日に発表する新型セダン、『SS』に反映される。SSは、米国向けシボレーブランドのセダンとしては、17年ぶりのFR車。車名のSSとは、「スーパースポーツ」の略で、シボレーの高性能車に伝統的に冠されてきたグレード名だ。
コモドアは、1978年に誕生したホールデンの主力車種。パワフルなエンジンにFR駆動を組み合わせた、オーストラリアの顧客好みのマッスルセダンである。