小倉クラッチが発表した2012年4〜12月期(第3四半期累計)の連結決算は、営業利益が前年同期比59.7%減の2億8000万円となった。
売上高は同9.1%減の264億3000万円。輸送機器用事業は、欧州経済失速の影響による需要低迷や日中関係悪化等から、海外市場での販売が低迷。国内市場もエコカー補助金終了の影響等から販売が冷え込んだ。
経常利益は同55.2%減の2億0500万円。当期純利益は前年同期に計上した退職給付制度の変更による特別損失がなくなったため、同27.1%増の8800万円となった。
通期業績見通しは、欧州債務問題や日中関係悪化等による受注減、エコカー補助金終了の影響等から、売上高は当初予想を43億2000万円下回る331億4000万円となる見込み。また、利益面でも南米での構造改革の遅れ等を理由に下方修正。営業利益は7億3000万円マイナスの1億4000万円、経常利益が5億7000万円マイナスの2億3000万円、当期純利益は5億4000万円マイナスの1億円となる見込み。