商用トラック大手のスウェーデンのボルボ(ボルボカーズとは別会社)は2月8日、2012年の世界商用車販売の結果を公表した。総販売台数は9万6090台。前年比は7%減と落ち込んだ。
市場別では、信用不安が続く欧州が、前年比6%減の3万9103台と不振。中でも、西欧は13%減の2万5235台にとどまった。一方、東欧は10%増の1万3868台と伸びている。
また北米は、前年比6%増の2万3884台と好調。南米は22%減の1万7571台と落ち込む。ボルボによると、経済情勢の悪化が要因だが、ブラジルでは好転材料も見られるという。アジアも18%減の1万0116台と減少した。
これら以外の残る世界市場では2012年、5416台を販売。前年比は28%増と伸びた。同社は、「欧州の工場では需要減により減産中。さらに需要を見極め、生産調整する必要がある」と説明している。